映像!音楽!酒!釣り!私の道楽用語集 ~ ヘヴィ・メタル
ヘヴィ・メタルとは、ロックの形式の中で、激しさ、重厚感、スピード、荘厳性などの雰囲気を、いくつかの典型的な様式によって特に強調して表現するスタイルである。その表現とは、歪んでよく延びるエレクトリック・ギター・サウンド、基音に5度上の音を加えた2つの音によって構成されるパワーコードを効果的に使って組み立てたヘヴィさをうまく醸しだすリフなどである・・・(200ロック語事典/立風書房)また、評論家の渋谷陽一氏が好きなのがハードロックで伊藤政則氏が好きなのがヘヴィ・メタルだという笑い話もある。いずれにしろ、明確な定義はないのだが、80年代前後から現れ、80年代中期~末期に黄金期を築いた古典的ブリティッシュ・ハードロックの後継者達だ。その手本とされているのは、ハードロック御三家と呼ばれたツェッペリン、パープル、サバスやユーライアヒープあたりだが、その模倣にとどまらず、情緒性を極力排除した独特のスタイルで、新しい美学様式を形成していった。「ヘヴィ・メタル」という言葉は、そもそも米国作家ウイリアム・バロウズによって初めて使われたが、ロック界では、映画「イージーライダー」のテーマ曲ステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう!Born to be Wild」(68年)の中に出てくるのが最初。ヘヴィメタ黄金期を支えた面々は、ハードロックからの過渡期に現れたヴァン・ヘイレン、スコーピオンズ、ジューダス・プリースト、MSGに始まり、アイアン・メイデン、デフ・レパード、サクソン、ホワイトスネイク、イングヴェイ・マルムスティーン、ジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイ、パンテラなどである。そして、80年代後半には速度を売りにするスラッシュ・メタル(メタリカ等)、悪魔崇拝や死の世界を表現するデス・メタル(デス等)、終末感を表現するドゥーム・メタル(カテドラル等)などへとサブ・ジャンル化していった。(HINE)