映像!音楽!酒!釣り!私の道楽用語集 ~ フュージョン
60年代末にジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスがジャズにロックやファンク、アフリカン・ビートを取り入れ新しいサウンドの模索をはじめたのがフュージョン・サウンドの発端といわれている。その後マイルス一派のリターン・トゥ・フォーエバーウェザー・リポートジョン・マクラフリン&マハビヌシュ・オーケストラなどがそのサウンドを完成させ、ロック側からもジャズやR&Bとのクロスオーヴァー・サウンドを完成させたジェフ・ベックの「ギター殺人者の凱旋」「ワイアード」や、スティーリー・ダンの「幻想の摩天楼」「Aja」などが立て続けに全米で大ヒットしたことにより、一挙にフュージョン・サウンドはメジャー化した。またもう1つの動きとして、クインシー・ジョーンズ一派が押し進めるジャズ、R&B、ファンク、ポップスなどの融合サウンドもほぼ同時期に完成し、その一門であるジョージ・ベンソンの「ブリージン」が全米No.1に輝くなど、めざましい活躍ぶりを示しはじめていた。当初はマイルス一派やロック界の融合サウンドを「クロスオーヴァー」、クインシー一派を「フュージョン」と分けて呼んでいたが、しだいにこのカテゴリーのマーケットが強大なものになると、「フュージョン」という名前に統一され、1つのジャンルとして認知されるようになった。(HINE)