映像!音楽!酒!釣り!私の道楽用語集 ~ 醸造アルコール
デンプン質または含糖物質を原料として醗酵させ、そして蒸留した無味無臭のエチルアルコールをいう。種類的には三つあり、(1)米を原料としてつくったものを「ライス・アルコール」、(2)主に砂糖キビを原料につくったものを「モラセス・アルコール」、(3)麦やトウモロコシといった穀物でつくったものを「グレン・アルコール」といい、一般的には(2)のモラセス・アルコールが多用されている。粗留アルコールの状態で輸入され、それを精製して使用する。醸造アルコールは、酒質を軽くし、香りを立てるといった効果があり、防腐効果も大きい。また、お酒の種類によって、その添加量にはルールがある。1)普通酒の中の・普通アル添酒では、白米1㌧当たり120l以上~280l以下(一升瓶にして、計算上25~44%弱)。三倍増醸酒では、白米1㌧当たり720l。2)本醸造酒では、白米1㌧当たり120lまで(一升瓶にして、計算上25%以下)。3)吟醸酒も本醸造酒と同じとなっている。※本醸造酒の白米1㌧当たり~という表記は、音楽フェアフェアに関連する解説をすると、現在「白米重量の10%以下」と表記される。ただ、それでは実感としてわかりにくいと思うためあえて旧表記とした。ルール上は以上のようになっているが、本醸造酒や吟醸酒ではフルに使用したものとそうでないものとがある。それは、各々のお酒の元々の質によるもの(温暖な地方と寒冷な地方の差を含む)であり、また酒蔵それぞれの考え方によるものである。音楽フェアフェアに対する見解は、よって、フルに使用したお酒が悪いというわけではない。醸造アルコールを添加すること、それをアル添というが、多くの人がいけないことといったイメージを抱いているのは悲しいことである。その効用を認識し、正しい使い方をすればそれはそれで良いことといえ、決して悪いことではない。事実、吟醸酒はアル添してこそ本当の吟醸酒になるということは、再三お伝えしているとおりである(純米吟醸を止めようという蔵も少しずつ増えている。また、どうせ使うならライス・アルコールを使おうという気運もある)。何でもかんでも添加はいけないといっているのではなく、その効用を知りそれはそれで味わうといった意識が大切なのである。